整形手術と性格
「どんなに大きな人生の変化を経験しても性格は簡単にはかわらない」
という研究結果が、オスロで発表されました。
これまで「性格は生まれもったものと環境によって形作られる」という考え方に研究は傾倒していましたが、ティルマン・ヴォン・ソエストと共同研究者たちは、「私たち個人が自分の性格にみあった環境を自ら形作っている」という研究をしました。
典型的に、外向的なタイプの人は他のタイプの人よりも社交を楽しみます。そのため、外向的な人にとって自分のことを魅力的であると信じたい気持ちが強いと考えられます。このセオリーを基に考えると、外向的な人は見た目を維持するために努力をする、その努力が更に彼らの外向性を強化することになるといえます。
外向的な女性の中でも、整形手術の経験がある人・今受けている人たちは、まったく経験のない人と比べて外向性指数が高いこともわかりました。更に、整形手術を受けたほとんどの女性が術後のルックスに満足していて、外向性指数は術前よりも術後の方が高いこともわかりました。
ヴォン・ソエスト氏は「整形手術は見た目の満足度を高めることはできるかもしれないが、自尊心に関してはむしろわずかな効果しか期待できない」と警告しています。
(Psychology Today 2月号)
環境や生まれつきといった元来の「受身的」な考え方ではなく、自ら選んで環境を作っているというのはおもしろい考え方だと思いました。
整形手術・・・最近ではお手軽にできるようになったとか・・・。
これによって幸せになれるのなら、いいんじゃないかな、と個人的には思います。
ただ、見た目を変えたからといって必ずしも自尊心に良い影響が現れるとは限らず、その場合、自尊心は低いまま、でも、見た目は年とともに必ず衰えていく。自尊心を向上する努力はしないで見た目を保つことだけに精魂かける。やっぱりどこか自分に自信が持てず、更に整形を重ねる・・・という典型的な悪循環にはまってしまう危険は考慮する必要があると思います。
という研究結果が、オスロで発表されました。
これまで「性格は生まれもったものと環境によって形作られる」という考え方に研究は傾倒していましたが、ティルマン・ヴォン・ソエストと共同研究者たちは、「私たち個人が自分の性格にみあった環境を自ら形作っている」という研究をしました。
典型的に、外向的なタイプの人は他のタイプの人よりも社交を楽しみます。そのため、外向的な人にとって自分のことを魅力的であると信じたい気持ちが強いと考えられます。このセオリーを基に考えると、外向的な人は見た目を維持するために努力をする、その努力が更に彼らの外向性を強化することになるといえます。
外向的な女性の中でも、整形手術の経験がある人・今受けている人たちは、まったく経験のない人と比べて外向性指数が高いこともわかりました。更に、整形手術を受けたほとんどの女性が術後のルックスに満足していて、外向性指数は術前よりも術後の方が高いこともわかりました。
ヴォン・ソエスト氏は「整形手術は見た目の満足度を高めることはできるかもしれないが、自尊心に関してはむしろわずかな効果しか期待できない」と警告しています。
(Psychology Today 2月号)
環境や生まれつきといった元来の「受身的」な考え方ではなく、自ら選んで環境を作っているというのはおもしろい考え方だと思いました。
整形手術・・・最近ではお手軽にできるようになったとか・・・。
これによって幸せになれるのなら、いいんじゃないかな、と個人的には思います。
ただ、見た目を変えたからといって必ずしも自尊心に良い影響が現れるとは限らず、その場合、自尊心は低いまま、でも、見た目は年とともに必ず衰えていく。自尊心を向上する努力はしないで見た目を保つことだけに精魂かける。やっぱりどこか自分に自信が持てず、更に整形を重ねる・・・という典型的な悪循環にはまってしまう危険は考慮する必要があると思います。
by tpc-hiro
| 2010-01-11 17:36
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